富士200

朝方は雨が降っていたが、会場へ着くころには雨は上がり、走りやすい気候の日だった。仲間と車2台で富士スピードウエイへ向かう。途中に御殿場のコンビニで買い出し&休憩。ここで昨夜自作したペペロンチーノ大盛りとおにぎり3個を食べる。ガソリン満タン作戦だ。会場ではいろいろな知り合いにあったりして楽しい。なるしまメンバーももちろんいる。スタートして10周もいかないうちに自分の後輪に異音がする。ステッカーかなにかが張り付いたと思ったが、なんとゼッケンを止めるピンが見事に刺さっていた。第一コーナーを曲がり下ったところで路肩に寄る。まさかサーキットでパンクをするとは予想もつかなかったので、ポンプとチューブは遠く離れた駐車場の車の中。路肩を押したり、走ったりしながらピットに戻るが、レース中なので集団の切れ目がほとんどなくなかなかコースを横断できない。その上、横断しようとするところはストレートでけっこうスピードがでているところ。なんとか渡りきり、自分のピットに戻るが、チューブが無い。レースを止めてしまおうかとも考えたが、まだ100キロ以上は走れるのでもったいない。近くにいた親切な知り合いにお金を借りて、出店の自転車店でチューブを買い、また、違う知り合いにチューブ交換をしてもらった。迅速な作業。さすが名メカニック。名前は書けないが、お二人ともゲスト選手のサポートに来ていた方々でした。有り難うございました。パンク修理の後にコースに戻り走り始める。ここから仕切り直しで考えをリセットし今のポジションから最善を尽くす方法&レース楽しむ方向へ転換する。後ろから、実業団トップ選手の集団が参加者を引き連れ抜いて行く。加速し後ろに付く。シマノNIPPOなどの選手がいて、ハイスピードで引いてくれる。集団に入ってから3周目に自分が先頭にでてしまう時がきてしまった。やはり引いたあとには別れがきてしまった。去年は1周でちぎれたが、今年は3周付いて行けたのでちょっとは成長したかな?その後は近藤さんや、いろいろな人と走ったが、ちょうど良いペースがいなく、なかなか先頭交代をしてくれない人もいた。昨年の沖縄80で優勝した千葉県のチームの人なんかは2番目から下がってまた前へ行くというローテーション。そんな事をしてまでも勝ちたいの?というやり方。先頭交代に加わってくれたのはラバネロさんと、チーム光の数名が印象的。ペースも合い、走りやすかった。しばらく走ると、ヤフーの福島(兄)さんが速めの集団を引いて抜いていく。しばらく付いていき、タイミングを見計らって、福島(兄)さんに近づき、ご挨拶する。握手をしていただいたが、カーボショッツでべとべとの手で申し訳ございませんでした。いつも自分などにもニコニコとフランクに対応していただける名選手。これがファンが多い人気の理由だろう。会場内のDJは走っている参加者にも聞こえる。中盤くらいだっただろうか?福島コージくんがゲストでハーモニカをふいた。曲はオーシャンゼリゼだ。これを聞きながらなんともいえない幸せな気分ひたった。苦しい事をやっているのに不思議な感覚になり、いまの生活の中でここで走れる事の幸せさをしみじみと感じる事ができた。有り難うコージ!(知っている人も多いと思うが、ハーモニカはブルースハープといい、上手く演奏しているのを聞くと鳥肌が立つほど感動し、とてもカッコ良い楽器です)後半にはヤフーの新城ユキヤ君が集団を引き連れてやってきた。ここはとても走りやすいペース。何周か後にここから抜け出し4周ほど先行するが、ちょうど良いペースの参加者がいなくまた集団にのみ込まれた。絶妙な走り方で上げるところはある程度上げ、無理な配分はしないペース。長い間新城ユキヤ君の大家さんのもと暮らていた。200キロ近くになったときにアンカーの選手が一緒になり、新城ユキヤ君に30センチ以上もある長いパンを補給食で差し入れしていた。持っている方も凄いが、貰った方もどうすることもできないようだ。ハンドルバーと一緒に持っていて、どうするのかと見ていたら、トイレタイムでピットに戻ってしまった。冗談だが、みんなで食べたら話のネタで面白かったかもしれない。自分はパンクでコースを戻ったりしていたのでメーターの距離を当てにできない。だめ押しで1周余分に走った。
順位はともかく、楽しいイベントだった。こういう雰囲気で一流選手と一緒に走れる機会はなかなか無い。レース後に福島(兄)さん新城ユキヤ君と一緒に写真を撮ってもらった。彼らには今後頑張って欲しいと思う。いや、必ず頑張れるだろう!(コージ君はいろいろなところへ顔を出していたのか?捕まらなかった)
楽しく充実した一日だった。 

レース205キロ 体重66、4キロ