BMWとスバル

飛行機からの歴史にロマンを感じてしまいます。
メッサーシュミットが好きでした.....

 以下引用です
BMWでは801型というエンジンが一番有名で、これはBMWの歴史の本によく出て来る他、ミュンヘンミュージアムにも展示されています。フォッケウルフFW190や爆撃機などにも搭載された当時のドイツを代表するエンジンです。空冷14気筒、41.7リットル、パワーは色々ありますが代表的なものは1770馬力(2,700rpm)でリッターあたり42.4馬力でした。航空機エンジンはピークパワーよりも長時間の安定した稼動を優先するためか、回転数はあまり高くないようです。このリッターあたりの馬力は紫電改や疾風などの誉エンジンが55馬力くらいあったので、一見低いようですが、石炭から合成した人造石油などオクタン価の低い燃料で飛ばすことを前提としていたためだと言われています。

BMW801エンジンのもっとも特筆すべき特徴は、機械工業の歴史に残るものとも言われる、コマンドゲラート(Kommandgerat)と呼ばれるメカニカルコンピューターとも言うべきコントロール装置で、大気圧センサーなどと連結し、燃料流量、混合気濃度、プロペラピッチ、点火時期、加給器切り替えなどを操縦席のレバー一つで総合的にコントロールできたそうです。BMWの歴史を語る上で忘れられない存在です。

 ご参考までにダイムラーベンツのDB605エンジンはV12の水冷エンジンで、35.7リットルで1800馬力の出力を出しました。話は変わりますが、日本の零戦のエンジンは中島飛行機のもので、これは今スバルで知られる富士重工業の元となり、日産に合併されたプリンス自動車の元ともなった会社です。三菱重工も燃料噴射装置を備えた優秀なエンジンを当時の爆撃機、戦闘機用に生産していました。今日我々が乗っている車のエンジンは当時の戦闘機エンジンの末裔なのです。>