浜田省吾のメッセージがでていました。重く共感しますね。



<有名だからといって人に敬意を持って接してもらえるとは限らない。
金を持っているからといって人に尊敬されるわけではない。
喧嘩が強いからといって人に慕われることはない。
人が尊敬し、慕い、敬意を感じる人とはどんな人物だろう。
国家や民族に関しても同じように考えてみてはどうだろう。
先の大戦が終り、骨の髄から戦争に嫌気がさし、
二度と戦争という愚行を繰り返さないと肝に銘じたはずなのに、
アジアの空気の中に争いと戦さの匂いが微かに漂ってきていると感じないか。
インターネットという新しいメディアが
子どもの戯れのような言い合いから始まる暴力を煽ってはいないか。
まさか…という緩みが蔓延していないか。
世界は優しく愛に満ちた人間だけがいるわけではなく、
どうしようもなく卑劣で愚かな人間や
闇が存在している現実も子どもに教えなくてはならない。
ナイーブなままでは生きてはいけない。
しかし、それでも圧倒的に多数の人々は思慮を持ち
静かに、調和の中で暮らしている。
このことを子どもに伝えなくてはいけない。
子どもだからといって純粋で無垢なままの存在では無い。
その白紙のページに何が書き込まれ、どう染まっていくかは大人しだいだ。
そして、大人だからといって
ただ年をとっている以外に何かを学んでいるとは限らない。
浜田省吾